メディアセラピーテスト調査結果報告(2001/8/16)

 
調査結果

メンタルヘルスチェックテスト

タバコ依存度チェックテスト

タイプ判定テスト3

この調査は、2000年5月7日〜2001年8月10日に、メディアセラピーページ上でページ閲覧者を対象に任意に協力の依頼のもと行われた各メンタルヘルス・テストの調査結果を集計したものです。

タイプ判定テスト3

 

 

 

 

※タイプ判定テスト3に調査協力いただいた方は、1137名(男296名,女817,不明及びシステムエラー24)でした。

※男女別では、他のテストと同様、女性が多数を占めました。

 

 

 

 


※年代も、20代、30代、10代が大多数でした。


※職業別では、会社員が最も多く、次に学生と合わせて大半を占めました。



※判定タイプの人数を調べたところ、内向性の各タイプに判定された人が大多数(外向タイプの約3倍)でした。中でも内向思考タイプが最も多く、次いで内向感情、内向直感、内向感覚タイプと続きました。外向タイプで最も多かったのが、外向感情タイプでした。

※この結果は、調査協力者のタイプが内向性だったというよりも、「タイプ判定テスト3」の構造が、内向性へと判定基準が傾いていると考えられるでしょう。この重要な情報をもとに、今後改良を加える予定です。


※タイプ別の平均値を比較したものですが、ここでも、内向思考や内向感情の平均値が高い一方で、外向思考や外向感情の平均値が低くなっています。このため、他のタイプと比較して、内向思考タイプや内向感情タイプと判定されやすかった可能性があります。後述する因子分析の結果と合わせて、今後、項目の見直し・改良が必要なことがわかりました。

 

各タイプ判定力にばらつきがみられることがわかったものの、性や職業などの属性による相対的比較は可能と判断され、以下、分析を続けました。


※各タイプの平均値を男女別にみるとほとんど差がないようにみえますが、性別×タイプの2要因分散分析(対応あり、繰返しなし)を行うと5%水準で交互作用が確認されました。多重比較の結果、内向思考、外向思考で有意差があり(各5%、1%)、男性が女性より平均値が高いことがわかりました(その他は男女間では有意差なし)。

 


※次に、向性(外向&内向)及び機能型(合理機能:思考&感情、非合理機能:直感&感覚)について男女差を調べました。

※やはり2要因分散分析をそれぞれ(性別×向性、性別×機能型)行った結果、向性に関しては男女差はなかったものの、機能型では交互作用が確認され、有意(1%)に男性が女性よりも、合理型の平均値が高かったことがわかりました(なお、男性内でも、合理型は非合理型より平均値が高い。女性は差なし)。

※以上を総合すると、男性は女性より合理機能、特に思考タイプが優位であることがわかりました。この結果は、本テストの理論的バックボーンであるユング(C.G.Jung)の論じる内容と一致しており、思考タイプに関して言えば、本テストの妥当性を支持する結果となりました。



※年齢別に向性及び機能型、各タイプの平均値の違いを調べました。2要因分散分析を行った結果、交互作用は認められませんでした。年齢という要因はタイプには関係がないようです。


※職業別(農林水産業者は少数なので省きました)に向性と機能平均値を比較しました。2要因分散分析(職業×向性、職業×機能型)を行った結果、向性に関してのみ交互作用がありました(5%)。

※向性については、学生は会社員より内向性得点が優位に高い(5%)ことがわかりました。教職員と研究者の外向性得点は、グラフからだと一見大差あるように見えますが、サンプル数が少ない(=誤差が大きい)ことも影響し有意差は認められませんでした。

※会社員が学生より内向性が低いのは、否が応でも職業的に対人接触の機会が増えることも一因かもしれません。

 

職業別に各タイプ得点を比較してみました。向性と同様にサンプルが少ないため今回は分散分析は行いませんでした。グラフからだと、各職業毎にわずかながら(統計的有意差ではない)違いが見受けられます。そこで、仮説的ではありますが、各タイプ平均得点を変数に主成分分析を行って、できるだけその違いを以下のようにあえて際立たせてみることとしました。

 

※主成分分析の結果、2つの主成分が得られ(累積寄与率約78%)、その系数値から各変数が上図のようにプロットできました。主成分1は、対人関係的−自分関係的の軸(正−負)とでも言えるでしょう。主成分2は社会的に冷めてる−社会的に冷めてない(正−負)と言えるでしょう。

※各職業の主成分得点をプロットすると上図のようになります。調査協力者の方に限って(しかも誤差もあり得る)言えることですが、以下のようなタイプ像が浮かんできました。

・研究者の方々は孤独でも自分の信じる道を貫いて社会的に貢献しようとするタイプ

・教職員の方々は対人関係的でモラルが高く、人の才能を見抜き日々情報収集に努めるタイプ

・公務員の方々は、全体の奉仕者として社会に役立ちたいと志高いタイプ

・アルバイトの方々は、社会的に冷めていて、どちらかといえば自分の関心に忠実なタイプ

・学生と会社員は似ていて、社会的関心の面ではやや冷めてみるタイプ

・主婦(夫)や自営業の方々は、対人関係的な方であり、他の職業との中間に位置するタイプ

 

【その他】

タイプ判定テスト3の項目について因子分析を行うと、理論的に期待される構造とは異なり、20種類もの因子が現れてしまいました(累積寄与率約40%)。それらの因子は厳密にはユングの言うタイプと言うより他の性質を測定していると考えられます(一例をあげると、「自己評価の高さ」、「ファッション感覚」、「審美性」、「信念の強さ」、「自他融和性」、「同調性」・・・・)。今回の調査結果をもとに、テストの構成概念妥当性を高めるよう、理論的な構造を再確認し、項目を再構成しようと考えています。

最後になりましたが、今回の調査に協力いただいた方々には本当に感謝いたします。ありがとうございました。より一層、皆様の役に立つツール(メディア)を提供できるよう、メディアセラピーのスタッフ一同、がんばる所存でおります。今後ともよろしくお願い申し上げます。

メディアセラピー調査研究チーム

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