面接を申し込む


 いよいよ相談を申し込む段階です。どういうところに相談に行くのがよいか、相談所の種類どんな療法があるのかな ども参考に、少し整理してみた自分の問題にふさわしそうなところに目星をつけてみます 。中には、文献で特定の療法に詳しく調べている人もいるかもしれませんが、あくまでも 書物は少々理想化されて書かれているのが普通ですので、全面的にうのみにはしない方が よいでしょう。本には立派なことを書いている心理臨床家や精神科医のところへ行ったら 、実際は大違いで期待外れだった、という話もなくはありません。自分の目と耳で探す、 あるいは、詳しい人(ないしは機関)に紹介してもらう、というのがよいでしょう。

電話で申込・予約

いくらかの候補があがったら、いよいよ電話をかけてみます。直接行ってもいいのですが 、手間がかかるし、逆に訪ねた先の相談所の人にも気を使わせ予定を狂わせてしまうとい けませんから、やはり電話がベストだと思います。相談所の力量なり『いかがわしさ』は 、電話だけでもかなり伝わって来るものです。いかにも対応がおかしかったり、人の話に は耳を傾けず何かと「あなたも悪い」みたいな説教じみたことを言うところはこの時点で 避けられます。

 ある程度ちゃんとしたところは、どういう問題で利用したいと思っているのか、しばら く依頼者の話をじっくり聴いてくれます。その上で、利用の方法を丁寧に教えてくれたり 、他の機関がもっとふさわしいのであれば、そこを紹介してくれるものです。

 要は、相談依頼者である自分が電話をかけてみて、何かすっきりするものや温かみを感 じられるのであれば、そこに決めればいいのです。もちろん、交通の便がいいところ、ま たは、自宅から少し離れたところ(人に知られたくない)などのそれぞれの希望もあるで しょう。もうひとつ、料金システムの話は曖昧にせず、細かいところまで聞いておきまし ょう(1時間いくらか、インテ−ク料やテスト料は別かどうか、などなど)。

インテーク面接

 たいていのところは、インテーク(受理)面接というものを最初にやります。これは、 本番のカウンセリング面接に入る前の、打ち合せ面接という性質のものです。連絡先、ど こからの紹介か、どういう目的で相談に来たか、どうしたいかの希望、都合のつく曜日・ 時間帯など基本的な情報から、家族構成や仕事などプライベートなことも聞かれます。本 番の面接を依頼者にとってより良きものにコーディネイトするためです。もちろん、一般 の面接と同じように会話内容の秘密は守られます。また、これだけの情報を集める必要と 、相談者は話したい欲求がかなり高まっているのが普通なので、一般の面接より時間を普 通は多めにとってあります(料金がそのため高くなる場合もある)。

 インテーク面接者(インテーカー)は、本番の面接者とは違うことが普通です。相談依 頼者からの情報を総合して、または希望も考慮して、出来るだけ相性のいい担当面接者を 決めることになります。この、相性という点は意外に重要で、合う合わないの見分けのう まいインテーカーがいるところはそれだけでも信頼が置けます。癒しのためのよりよき出 会いが出来るかどうかがそこで決まるとも言えるほどです。