面接の開始と中止


いよいよ初回面接

 いよいよ、初回面接です。面接内容は、その場その場で全て違うわけですから、一般論 で語れません。ただひとつ、依頼者もそうですが、面接担当者もかなり集中しているもの です。 全ての問題や面接の行方(あるいはその解決への手掛かりさえ)が一挙に 凝縮され何らかの形で現れてくると考えられているからです。他の回の面接が軽んじられ るわけではないのですが、初回面接は特に大事にされますから、依頼者の方でも面接者の 力量を見極めるくらいの気迫・意気込みで望むとよいかもしれません。初回がうまくいか ないなら、残念ながらその後の面接も進展することが難しいかもしれません。依頼者の方 に待つ余裕があるならともなく、そうでなければ、正直に面接者の変更を申し出た方がよ いでしょう。お金を払うのはあくまでも依頼者なのですから・・・。

中断・変更・終了の仕方

事情で中断する場合

 当然、転勤や引っ越しで通えなくなった、経済的に続かなくなったなど、いろんな事情 でやむを得ず、中断・終了しなくてはならない場合があります。そういう場合、移転先で 通えるような相談所を紹介してもらえたり、経済的に無理のない条件に変えてもらうこと は可能な場合がありますので、遠慮なく担当カウンセラーに申し出ましょう。

面接者を変えたい

 人間と人間の出会いですから、どう頭で調整してみても、相性が合わない時は合いませ ん。相性が悪い場合、カウンセラーは普通はそれを承知して、それでも依頼者を理解する 努力をしようとします。それは専門家としての仕事ですので当然ですが、依頼者までも無 理に努力する必要はありません。合わない、変わって欲しいなど、カウンセラーに対する 真の気持を正直にぶつけてみることをお勧めします。面接者に悪いからと、黙って他の相 談所を訪ねようとする人がいますが、そこまで気にする必要はありません。互いに充分、 話し合った上でカウンラーが交替することがよりよい方法だということになれば、ためら いなく担当カウンセラーは手続きを進めてくれるはずです。

 ただ、あまりに頻繁に変えるのは考えものです。新しい面接者との信頼関係もなかなか 持ちにくくなります(依頼者も相手を疑い、面接者も過去が気になる・・・)。

相談所を変えたい

 カウンセラーと合わないどころか、相談所自体の雰囲気だとか、システムに問題がある ことに後で気づいて、契約を破棄したくなる場合があります。トラブルが生じた場合は、 速やかに中止して、しかるべき機関(精神保健、法律関係機関)に相談しましょう。

相談を終わりにしたい

 何らかの問題によって相談を中止する場合ではなくとも、何事も始まりがあれば終わり があるということで、相談を終結したい場合もあります。お互いが、もう大丈夫だ、と実 感した時点で終了する場合もあれば、それとなく何も話すこともなく、カウンセリングを 続ける必要性をあまり感じなくなる場合もあります。終了するときはそう伝えればいいだ けですから問題はないでしょう。

 ただ、終了した後、多少不安になったり落ち込んだりすることがあるかもしれません。 2人で荷物を背負って来たものが、再び1人で背負わなくてはならなくなった時の自分の 荷物の重み、と言えるかもしれません。必要以上に心配しないためにも、前もって知って おくとよいでしょう。相談の前後で変わったのは荷物の重さではなく、背負う力なのかも しれません。カウンセリングを経たあなたは、以前とは違い既に荷物の重さを感じてもそ れを背負ってゆける自信と覚悟と力が備わっているでしょう。しかし、あまりに不安にな ったり不安定になるのであれば、終結時にカウンセラーが言ってくれるように、いつでも 相談しに行くのがよいでしょう。無理する必要はありません。